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父が亡くなって1年が過ぎた。今ここに父を偲び、その思い出を文章にしてみたい。


by kusanohana2

更新し続けた人生

更新し続けた人生    
     
           ~同じDNAを持つ人の生き方だから・・・



父の1年間の闘病につきあい、次々に起こるいろいろなことに振り回されていた。あまりにも荒らしく日々が過ぎていった。今、静まって父のことを考えていて、気づいたことがある。父を前向きの生き方をする人、明るくて、楽しい人、傍若無人に自分の意思を通す人・・・などなど、本人を前にしては言わないようなことを勝手に並べてきた。そこで父を語るにふさわしい言葉が閃いた。父はとにかく更新し続けていたのだ

その結果がいいにつけ、悪いことにつけ、父は何かを求め続けた。変化を求めていた、というのか。同じ状態で飽き足らないというのか。停滞を嫌った。

人にはいろいろな生き方があり、自分は、自分らしい生き方しかできない。
DNAの半分をもらっている父親の生き方。そして母親の生き方。
自らの口で語らなくなった父と母。
その後姿だけが、これからの私の行く道を示してくれるのだろうか。

とにかく、父は肉体の苦しみから解放された。
父に代わって言う。いい人生でした、と。
# by kusanohana2 | 2008-02-20 11:40 | ⑪更新し続けた人生